卵巣のう腫の治療法

どの時点で手術をするか、どういう方法で手術を行うか

チョコレートのう腫は、閉経して女性ホルモンの分泌が止まれば自然に小さくなってきます。
しかし、ほかの卵巣のう腫の多くは、放っておいて消えることはありません。

卵巣のう腫は、小さいうちは経過観察になることが多いですが、大きくなると茎捻転の危険性があることから、症状によっては摘出手術をすすめられることもあります。
しかし、ここで大事なのはどの時点で手術をするか、どういう方法で手術を行うかということです。

以前は開腹手術が中心で、おなかを切って卵巣を手術していましたが、現在は内視鏡で卵巣を摘出したり、のう腫の部分だけをくり抜くことも可能になっています。
この方法を「腹腔鏡下手術」と呼んでいます。

この方法だと開腹手術に比べて傷が小さく体の負担も少ないので、入院期間も短く回復も早いのが利点です。
ただ、内視鏡の操作には専門的な技術が必要なので、内視鏡手術が得意な専門のお医者さんにかかるほうが安心です。
また、状態によっては開腹手術が必要な場合もありますから、お医者さんと十分に相談することが大切になります。

卵巣を丸ごと摘出するか、のう腫の部分だけを切除するかは、のう腫の状態や年齢、妊娠希望などによって変わります。
というのも、卵巣がひとつ残れば妊娠は可能だからです。

若い人の場合は、可能ならば卵巣を残してのう腫の部分だけをくり抜くことが多くなっていますが、逆に50歳以上の場合は、本人が希望すれば両側の卵巣を取ってしまうこともあるのです。

また、卵巣のう腫は妊娠時の検査で発見されることもあるので、いつ手術をするかも問題になります。
いつどのような手術をするか、卵巣を摘出するか残すかという問題も含めて、納得できるまでお医者さんと十分に話し合うことが大切です。
また別のお医者さんにセカンドオピニオンを求めてみるのもひとつの方法です。

卵巣のう腫がすべて不妊につながるというわけではありませんが、のう腫が卵管に癒着している場合など不妊につながることもあります。
症状によって異なりますので、お医者さんに聞いてみるのがよいでしょう。
また、卵巣のう腫で卵巣摘出手術を行っても、妊娠できる方も多くいます。
妊娠したい方が卵巣のう腫だと診断された場合、お医者さんとよく相談してから手術を行うようにしましょう。

以上みてきたように、自覚症状が出にくいものの、放置してしまうと危険な可能性もあるのが卵巣のう腫です。
日ごろからな予防に気を付けるとともに、定期的な健診で早期発見するのが何よりも大切と言えますね。

⇒卵巣のう腫を自宅で改善する方法

 

サイトマップ